ジョージ・サヴィルの名言
[1633.11.11 - 1695.4.5]
イギリスの政治家、著述家。初代ハリファックス侯爵。極論を排して暴力と熱狂を避け「賢明なる中道」に向かうべきことを唱える。船の積み荷や乗客のバランスを取ることに喩え、自らを「トリマーtrimmer:日和見主義者」と称した。著書は『非国教徒への書簡』『日和見主義者とは何か』『代償措置の分析』『政治金言集』『新制海軍論素描』『国会議員選出についての警告』『政治的思考と省察』『道徳的思考と省察』等。
They who are of the opinion that money will do everything, may very well be suspected to do everything, for money.
金があれば何でもできると思っている人間は、金のためには何でもすると疑われても仕方がないものだ。
Men who borrow their opinions can never repay their debts.
自分の意見を借りてくる者というのは、決してその負債を返すことができない。
Most men make little other use of their Speech than to give evidence against their own Understanding.
多くの者は、自らの発言を自身の理解の反証とするより他にあまり使えないものだ。
Modesty is oftner mistaken than any other Virtue.
謙虚さというのは、他のいかなる美徳よりも思い違いをされるものである。
A wise man will keep his Suspicions muzzled, but he will keep them awake.
賢人は疑いに口輪を嵌めるが、目覚めさせたままにするものだ。
Men take more pains to hide than to mend themselves.
人は、自らを改めるよりも隠すことに懸命になるものだ。
It is a general Mistake to think the Men we like are good for every thing, and those we do not, good for nothing.
好きな相手を有能だと思い、嫌いな相手を無能だと考えることは、よくある思い違いである。
Nothing hath an uglier Look to us than Reason, when it is not of our side.
賛同できないときには、理屈ほど醜く見えるものはない。
If Men considered how many Things there are that Riches cannot buy, they would not be so fond of them.
金持ちでも買えないものがたくさんあることを考えてみれば、さほど好ましく思うこともなくなるだろう。
Anger is never without an Argument, but seldom with a good one.
怒りにも言い分がまったくない訳ではないが、優れた言い分があることはめったにない。
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